全日本大学女子駅伝は立命館が6区間中5区間で区間賞、3区間で区間新、1度もトップを譲らずに完勝した。
圧勝しちゃいましたね。
正直立命館は戦力ダウンしてると思ったんですよ。去年区間賞を取った上級生の卒業し、スーパールーキーが加わったという話も聞かないし。持ちタイムも悪くはないけどすごくいいわけでもなかった。立命館・名城・佛教の3校に勝機ありだと思ってた。
なので、区間配置が勝負を決めるかもと思ったのだが、立命館は2区樋口、3区小島のサプライズともいえる配置。3区の小島はともかく2区の樋口は読めなかった。そもそも前半勝負にすると思ってなかったので。3区の小島も6.5km以上は走ったことがなかったそうで(これは知らなかった。エースだしいかにも最長距離区間を走ってそうだったので)関係者からすれば2区樋口よりも3区小島の方がサプライズの区間配置だったようだ。
一方名城は1区西川、2区川井、3区佐藤と完全に前半勝負というか、主力を全部前半に持ってきたという感じ。これで3区が終わった時点で1分近くリードしていなかったら終わりなんじゃないかと思った。立命館や佛教は後半でも巻き返せるし特に佛教は最終区にも“大駒”を配置している。この前半勝負は吉と出るか凶と出るかといったとこだった。立命館も前半に重点を置いてるから吉と出るのかなとも思ったのだが。
実際のレースは、立命館の1区大沼がビックリの区間新。最初に名城の西川と競っている時はオーバーペースだと思ったくらいだ。本人にも区間新の自覚はなかったようで(インタビューで驚いていた)、それが好結果に結びついた。逆に勝てると思っていたであろう西川および名城勢はショックだったと思われる。実は西川も区間新で早かったのだが、もう全然そんな雰囲気はなくなっていた。
一方、これで完全に調子に乗った立命館は2区樋口も区間新。ここで2位名城とは1分差。本当は名城がそのくらいリードしていなくてはいけなかった。それでも3区佐藤が追い上げればというのがあったのだが、佐藤が区間4位に沈んだ(4位で沈んだというのもなんだが)のに対して、立命館の小島はこれまた区間新の快走。これで名城とは“勝負あり”、あとは佛教だけだが、小島が区間1位ということは木崎でも差は縮められず、2分近くの差が付きこれまた“勝負あり”。
立命館はさらに4区山本、5区境田も区間賞。それでも矢口・後藤の区間記録は抜いておらず、やっぱりこの2人が卒業で抜けたのは戦力ダウンだったはずと改めて思わせたが「それが何?」というくらいの前半からの好走だった。
立命館は最終区こそ区間2位に終わったが、まったく危なげない完勝だった。去年の方が苦戦したように思えるくらいだった。
最終区の区間賞は佛教の西原。立命館の松永に29秒の差をつけた。やっぱり最終区で佛教が1分以内の差にいたら危なかったのだ。
立命館は区間配置が見事にはまったが、それ以上に1区の大沼をはじめ予想以上に走ったといえる。だから十倉コーチも「十倉マジックですね」の問いに「違う」と答えたのだろう。区間配置よりも選手の走りの方がよっぽどサプライズだった。
立命館は4年生は樋口のみで5人が残るので来年も有力である。もっとも、名城も主力は残るし、佛教や他の大学にも3年生以下の主力が多いので(もしかすると4年生が不作?)来年はどうなることか。
その前に選抜駅伝があるか。
それはそうと名城が変な方にはまらないか心配だ。今回だって良く見てみるとそんなに悪くないというか、区間順位だけ見ると少なくとも佛教には負けてないように見えるのだが。先日“テレビのドキュメント向き”と書いたのだが、これって決していいこととは限らないんだよな。もしかすると発想を転換しなくてはならないのかもしれない。まだなんともいえないんですが。
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